研修のねらい

小児科は、こどもの未来を育てる診療科です。

私たちは、赤ちゃんが生まれて成人するまでの間、健やかな成長と発達が得られるよう、責任を持って一人ひとりと向き合います。ハンディキャップを持って生まれた子、医療ケアを要する子にあっては、もっと時間をかけて、一生をともに歩みます。これが小児科医にとっての喜びですし、生きがいです。

またこどもの幸せは、両親、ご家族の幸せから切り離せるものではありません。こどもと向き合う時間は、家族と向き合う時間でもあります。ですので、私たちは目の前の子はもちろん、その子を愛する家族も大切にする診療科です。このような人と人との信頼を築いていくことが、私たちの理想だと考えています。

ではこどものそばに立ち、家族に必要とされる小児科医になるには、どのようなトレーニングが必要なのでしょうか。

おそらく私たちは一生をかけて、専門的スキルと謙虚さの両方を獲得する過程を歩んでいます。相談いただいた患児と家族の求める役割を果たせるようになるには、時間がかかります。小児科医は、診療活動のほか、保健事業、行政、教育上の責任を持ちます。その一つひとつは奥深く、一人の力では成し遂げられないテーマが含まれていることも確かです。

私たちには仲間が必要です。長い道のりを歩むために、互いに心を打ち明けられる仲間です。それは今、小児科を考えている皆さまにとっても同じではないかと思います。努力の過程を見守る先輩、毎日頑張る姿を尊敬し、支えてくれる後輩の存在は、皆さまが次の10年間にかける努力をさらに豊かな経験に変えてくれるでしょう。

九州大学で培われた研修プログラム(2027年プログラムへのリンク先)をぜひ参考にされてください。ここで皆さまがかけがえのない仲間と出会い、生涯を通じて挑戦する目標を発見されますことを願っています。

やっぱり、「皆さま」はよその人みたいなので、やめます。先生と呼びます。

3年間の研修を終える頃には、先生自身が、出会ったご家族とともに、また仲間とともに、大きく成長したと実感するでしょう。研修後も、先生自身の人生を、自分らしく歩んでほしいと願っています。その歩みを支えられることが、私たちの願いです。

新しい一歩が、先生を待つこどもとご家族を勇気づける力となりますように。
お会いできます日を心よりお待ちしております。

研修基幹施設
  • 九州大学病院
連携施設

※福岡病院を除き臨床研修指定病院

  • 福岡市立こども病院(福岡市)
  • 浜の町病院(福岡市)
  • 九州医療センター(福岡市)
  • 福岡赤十字病院(福岡市)
  • 福岡病院(福岡市)
  • 福岡東医療センター(古賀市)
  • JCHO九州病院(北九州市)
  • 小倉医療センター(北九州市)
  • 北九州市立医療センター(北九州市)
  • 山口赤十字病院(山口市)
  • 大分県立病院(大分市)
  • 別府医療センター(別府市)
  • 田川市立病院(田川市)
  • 宮崎大学病院(宮崎市)
後期研修を終えた先生方へ
大歓迎です。
ぜひ下記メールへお問い合わせください。