九州大学病院小児科は、日本小児リウマチ学会より2017年に小児リウマチ中核施設に認定されました。こどもの膠原病で最も多い若年性特発性関節炎(JIA)でも、小児がんの発生率よりも低い希少難病です。私たちは、JIAや全身性エリテマトーデス、若年性皮膚筋炎などの小児リウマチ・膠原病の寛解・治癒を目指し早期診断法の研究、および診断、治療にあたっています。近年は生物学的製剤を積極的に使用し、できるだけ合併症および副作用の軽減に努めています。
日本小児リウマチ学会 小児リウマチ中核施設MAP(外部リンク)
日本原発性免疫不全・自己炎症学会(JSIAD)の拠点病院の一つとして、希少難病である原発性免疫不全症、遺伝性自己炎症性疾患の診断、治療、病態解析を行なっています。X連鎖性無ガンマグロブリン血症などの抗体産生不全症に対するガンマグロブリン補充療法や、重症複合免疫不全症や慢性肉芽腫症、細胞性免疫不全を伴う症候群などに対し、根治を目的とした造血細胞移植を施行しています。