九州大学医学部 小児科 [成長発達医学分野]

研究グループ紹介 循環器

先天性心疾患の手術やカテーテル治療、不整脈に対する薬物治療やカテーテルアブレーション、心筋症、川崎病の治療など、小児循環器診療にはすべて対応していますが、特に下記の分野に力を入れています。

胎児心疾患

胎児心臓病学会の胎児心エコー認定施設となっています。産婦人科と小児循環器が協力して専門外来を開設し、胎児心疾患の診断・管理を行っています。また、心臓以外の疾患でご紹介いただいた場合にも心臓の精査を行っています。さらに、胎児心エコーを用いた研究も行っており、そこから得られた知見を臨床にフィードバックしていきます。

成人先天性心疾患

2009年に全国に先駆けて専門外来開設し、循環器内科や他科と連携して、成人された先天性心疾患の患者さんの診療を行っています。患者数も全国有数であり多くの患者さんを診させて頂くと同時に、いまだ情報の少ない本分野のエビデンスの構築に努めています。

救急・集中治療、重症心不全

小児救命救急センターと連携し、重症患者の循環管理を中心とした診療を行っています。特に劇症型心筋炎や心筋症など、重症心不全の患者さんは積極的に受け入れており、九州における小児重症心不全治療の中核施設となっています。研究については、教育現場での心停止症例の解析、集中治療下での心機能解析・循環動態変化に関する研究などを行っています。

先天性門脈対循環短絡

先天性門脈体循環短絡については世界でも有数の症例数を集めており、全国各地から紹介やご相談を頂いています。カテーテルを用いたシャント血管塞栓術や、小児外科の先生と連携して外科治療も含めた管理を行っております。また、合併症のひとつである肺高血圧症の管理も行っています。稀な疾患であり確立された治療方法がないため、遺伝子解析を含めた基礎的な研究にも取り組んでいます。

川崎病

福岡エリアの最後の砦として、他院でのガンマグロブリン治療に不応であった重症例を中心に診療しています。インフリキシマブや血漿交換による治療を積極的に行い、後遺症ゼロを目指しています。研究に関しては、川崎病の病因について、質量分析法等を用いた自然免疫との関連に関する解析を行っています。川崎病の重症度を判断するバイオマーカーの探索も行っています。

血行動態解析研究

全身循環シミュレーターを用いて先天性心疾患手術後の血行動態を予測する研究を行っており、個別の患者さんにおける臨床応用を目標としています。また実際の心エコー、CT、MRI、心臓カテーテル検査のデータをもとに先天性心疾患における心臓エネルギー効率等の心機能解析も行っています。

山村健一郎

研究グループ紹介Clinic & Research group

10の専門グループに分かれて診療・研究を行っています。全ての分野をカバーし、かつ教育にあたっています。

  • 免疫・血管
  • 腫瘍
  • 感染症
  • 循環器
  • 神経
  • 腎
  • 新生児
  • 内分泌・代謝・遺伝
  • 救命救急
  • アレルギー