九州大学医学部 小児科 [成長発達医学分野]

研究グループ紹介 内分泌・代謝・遺伝

臨床・教育

内分泌疾患として下垂体機能低下症、甲状腺疾患(クレチン症、バセドウ病など)、副腎疾患、性分化疾患、1型・2型糖尿病、カルシウム・リン代謝異常症などを、先天代謝異常症としてアミノ酸代謝異常症(フェニルケトン尿症、ホモシスチン尿症など)、糖代謝異常症(糖原病、ガラクトース血症など)、金属核酸代謝異常症(ウィルソン病など)、ムコ多糖症、脂質代謝異常症などを診療しています。
また、タンデムマスによる新生児マス・スクリーニングや、近年開始されたファブリー病・ポンペ病の新生児マス・スクリーニングの精査機関にも指定されています。さらに、福岡市学校腎臓・糖尿病検診の尿糖陽性者精査機関として糖尿病の早期診断と治療を行うとともに、平成27年度からは福岡市生活習慣病検診の精査機関として肥満小児の診療も行っています。
専門医として、日本内分泌学会・内分泌代謝科専門医(小児科)、日本人類遺伝学会・臨床遺伝専門医が取得可能です。

研究

子宮内発育遅延(SGA)児に対する成長ホルモン(GH)治療による代謝・免疫学的応答の解析

小児の成長ホルモン分泌不全性低身長症に対する成長ホルモン治療は、患児の血清脂質濃度を低下させることを明らかにした研究を基礎として、SGA性低身長症に対する成長ホルモン治療における代謝・免疫学的応答について検討を行っています。

低身長児における食行動および摂食関連ペプチドの評価と成長ホルモン治療による影響の検討

低身長児の診療の現場では児の食行動に関する悩み(少食、むら食い、食に関心がないなど)が多く聞かれます。成長ホルモン分泌不全症児やSGA性低身長児における摂食行動と摂食関連ペプチドの関連を調べ、成長ホルモン治療の影響を明らかにするための臨床研究を開始しました。

奇形症候群における新生児一過性高インスリン性低血糖症の調査研究

ベックウィズ・ヴィーデマン症候群では新生児期の一過性高インスリン性低血糖症が知られていますが、ソトス症候群や歌舞伎症候群においても高インスリン性低血糖症が生じる確率が高いことを本邦における全国調査で明らかにし、報告しました。

脂肪萎縮性糖尿病原因遺伝子の機能解析

先天性全身性脂肪萎縮性糖尿病の原因遺伝子として複数の遺伝子が報告されていますが、早老症様顔貌・難聴を伴う症候群の原因遺伝子として近年新しい原因遺伝子が報告されました。現在、この遺伝子の機能を解明すべく、基礎実験に取り組んでいます。

大久保一宏

研究グループ紹介Clinic & Research group

10の専門グループに分かれて診療・研究を行っています。全ての分野をカバーし、かつ教育にあたっています。

  • 免疫・血管
  • 腫瘍
  • 感染症
  • 循環器
  • 神経
  • 腎
  • 新生児
  • 内分泌・代謝・遺伝
  • 救命救急
  • アレルギー