・内分泌疾患として下垂体機能低下症、甲状腺疾患(クレチン症、バセドウ病など)、副腎疾患、性分化疾患、1型・2型糖尿病、カルシウム・リン代謝異常症などを診療しています。
・九州大学小児科では、多くの小児がんのこども達を治療しています。治療中の急性期、および小児がん経験者(Childhood Cancer Survivors, CCS)における晩期の内分泌合併症に対しての診療を行っています。
・新生児期の救急疾患である性分化疾患診療の拠点となる準中核病院に指定されています。
・福岡市学校腎臓・糖尿病検診の尿糖陽性者精査機関として糖尿病の早期診断と治療を行うとともに、福岡市生活習慣病検診の精査機関として肥満小児の診療も行っています。
・専門医として、日本内分泌学会・内分泌代謝科専門医(小児科)、日本人類遺伝学会・臨床遺伝専門医が取得可能です。
・先天代謝異常症としてアミノ酸代謝異常症(フェニルケトン尿症、ホモシスチン尿症など)、脂肪酸代謝異常症、糖代謝異常症(糖原病、ガラクトース血症など)、金属核酸代謝異常症(ウィルソン病など)、ライソゾーム病(ファブリー病、ムコ多糖症など)、ミトコンドリア病などを診療しています。
・タンデムマスによる新生児マス・スクリーニングや、2019年4月から対象疾患が増えたライソゾーム病(ファブリー病、ポンペ病、ゴーシェ病、ムコ多糖症Ⅰ型、Ⅱ型)の新生児マス・スクリーニングの精査機関に指定されています。
・小児救命救急センターや小児外科など、関連各科・部門と連携して、血液濾過透析や生体肝移植など、高度な医療技術を必要とする先天代謝異常症の診療にも取り組んでいます。
・先天性門脈体循環シャント症候群を引き起こす遺伝的要因、肝細胞の極性の形成過程についての研究等の他、1型糖尿病等の他施設共同の臨床研究を行っています。
虫本 雄一